駅伝マン
先日はウルトラマラソンマンの書評を書きましたが、もう一冊週末に買って今日読み終わったので書評。
今回は書評と云うよりも感想
今回買ったのは駅伝マン
日本には優秀なランナーが多くいることを知ったイギリス人が来日して、実業団のチームや大学の駅伝チーム,千日回峰行を行った僧侶などに体当たり取材を敢行それをまとめた本書。自身もランナーな著者は取材の間の自分のトレーニングやフォームの気づき、大会の様子やその心情なども書かれている。様々な話を聞き、練習に参加させてもらって、著者が感じたことなどは共感できるところが多く、自分も日頃から疑問に思っている「なぜ人は走るのか」といった問いについても少しだけひも解いてくれた。
日本の長距離陸上会への苦言は、日本のメディア関係者からもたまに聞かれる内容だ。しかし、著者がイギリス人であることや、以前にケニアで世界トップの選手から話を聞き、一緒に練習をした経験から語っているので非常に説得力がある。
また、日本での日常生活についても、海外のランナー目線から見ると新たな発見もあった。
本書は私のようなサラリーマンランナーが読んでも面白い。もちろん現役選手たちが読んでも大変に面白いのではないかと思うので、すべてのランナーに読んでもらいたい。
本書の内容がすべてが正しいわけではないと思うけれども、客観的な視点を知ることで視野が大きく広がることもあるだろうから…