初心者がこの一ヶ月で経験したトラブル
この記事は 自作キーボード #2 Advent Calendar 2018 - Adventarの14日目の記事です。
はじめに
初めまして志水 修二 (@tanimotoikki) | Twitterです。11月にHelixを購入し、作る前どころか届く前にノリで枠を抑えてしまったのですが、ここまであまりにも周りが強すぎて恐れおののいているところです。今回は外れ記事枠として、のんびりみてもらえると幸いです。なお、ポエムの予定でしたが,自作キーボードを始めて間もない自分程度がポエムを書くなんて恥ずかしくて死ねるので、自作キーボードを始めて、これまで経験したトラブルを共有しておきます。
この一ヶ月で作ったキーボード
- Helix
- Erdodash mini なお、Ergodashが積んであります。(現在キースイッチ待ち)
一ヶ月前までのスペック
リード部品のはんだ付け(初級編 プリント基板のはんだ付け) - YouTube
3216チップ抵抗、チップコンデンサのはんだ付け(実装) - YouTube
では,以下はトラブル関係
1.両方右手
発覚
- ErgoDash miniの基盤二枚とも田植え(ダイオードハンダ付け)を一心不乱にやり、疲れたし今日はここまでにしようと思い片付けをしたところで少し違和感を覚える。なんでダイオードが両方とも同じ向きに付いているのだろう…やらかした。
対応
- やるべきことはダイオードはすべて外して,反対側に改めてハンダ付けするというシンプルなもの。自分はハンダを取るために吸い取り線を使いました。
- ただ、気付いた時にすぐにやるにはショックが大きいので一旦寝ましょう。
- 吸い取り線を使う際に注意するのは、ハンダの温度と吸い取り線を話すタイミング。ハンダの温度は低すぎると熱が伝わらず、吸い取り線の接している部分しか取れません。自分は普段270度ぐらいでハンダ付けをするのですが,吸い取り線を使う時だけは320度ぐらいまで上げしっかり熱を伝えてハンダを取るようにします。
- また,表面のハンダだけでなく,穴の内部に入り込んでいるハンダもしっかりと取らないとダイオードは抜けないので,表面からなくなったらすぐに外すのではなく,しっかり吸い取り線で取れなくなるまでは我慢をすることが必要です。
- ハンダはとったけど、ダイオードが抜けない場合、私は小手先でリードに熱を伝えつつ押すというある種力技でダイオードを全て取りました。
- 全てのダイオードをなんとか取りきり、改めてハンダ付け。幸い熱で基盤もダイオードもやられるということがなかったので事なきを得て,現在そのErgoDash miniでこの記事を書いています。
2.押してもないキーがずっと押されている
発覚
- ファームウェアの書き込みまで完了し,動作するかのチェックしてみたところ,なぜかLowerのキーを押していないにも関わらずレイヤーがLowerに固定されている様子。最初はファームの書き込みエラーかとも思ったものの,特におかしくはない様子。調べているうちにキースイッチのハンダ付けをよくよく見てみると、ハンダの量が少し多すぎて隣にブリッジしているようにも見える。
対応
- 押しっぱなしになっているキーのハンダを吸い取り線で取って再度ハンダ付けを行うことに。の時はブリッジしている場所のみ取ればよかったため,表面のハンダだけとって,再度ハンダ付けすると解消。ブリッジしていたこと
3.キーを押しても反応しない。
発覚
- 2,を解消し,会社で披露をしてみたところどうにもCtrlとzキーが反応しない。裏側を見ると2.の時と同様にキースイッチのハンダが別の場所にブリッジしているようにも見えなくはない。
対応
- 同様にハンダをとってやり直すとキーが復活。
まとめ
- 先人の知恵を借りてもげマイクロ対策や、ハンダづけのやり方を事前学習したものの、それでも慣れないハンダ付け関係のトラブルというのはどうしても出てきました。体験大事。 両方右手についてはダイオードを外す作業に慣れるまでは辛く、一度Ergodashをポチろうかと思ったほどです。しかし,そういったトラブルを経て完成したキーボードは愛おしく可愛いものです。こうして人は沼にハマっていく。
この記事は両方右手で組みかけたErgodash mini & Kailh Speed Silver ,キーキャップはNiz87キーと2年間使い倒したErgodox EZ無刻印モデル書きました。